バス旅行の醍醐味はなんといっても夜行バスに味わえる、と思っています。体力的にしんどいというイメージもあるますが、バス旅行用の車両は一般向けとは違ってスペースもゆったりしていて長時間の移動や睡眠でもつらい思いをすることはあまりありません。
夜通し走ることで目的地に早くつくことができますし、宿泊料金を一泊分得することができる…といったちょっとケチくさい利用ももちろんありますが、なんといっても夜の街を走り続けるということが夜行バスを非常に魅力的なものにしています。
昼の町と夜の街はまた雰囲気がまったく異なってきます。人通りの激しかった道がひっそりとし、ポツポツと明かりが点されるだけの闇の中、雑踏が立てる物音が跡形もなくなり、沈黙が流れる中を走るのはなんとも風情があるものです。そんな中で夜も開いている店や通り過ぎる車が「眠らない街」といった雰囲気を感じさせてさらに味わい深い思いをさせています。
そしてバスで一眠り。目が覚めて日が昇る頃にはまったく違う光景が目の前に広がっている。これも夜行バス旅行の大きな醍醐味です。寝台列車が廃れつつある今、バス旅行はその役割を引き継ぎつつあるのではないでしょうか。単に値段がお得、といった面だけではない魅力があると思います。これからもバス旅行を堪能するつもりです。